05/08/17 16:03:30 OtMqQIM9
長期的不況・リスクソサエティ化・東アジア地域の地政学的構造の変化という条件の
なかで、2000年代になってネイション単位のヘイトスピーチが台頭する理由というのは、
俺は何となくわかると思うんだ。それはヲタだけにある精神的土壌じゃなくて、
「得体の知れない外部(あるいは内部に潜入した外部)への警戒と敵意を維持する
こと」は、新自由主義的身体に自然と備わるモードなのかもしれない。だからこそ
経済における新自由主義と政治における新保守主義がしばしば一体不可分なものとして
やってくるのかも。一般社会がヲタをどれくらい敵視=排除してるかというのは
よくわからないけど、その排除の視線自体もロジックとしては同根のような気がするね。
得体が知れないハイリスクグループ、内部にある外部としてのヲタク、ゲーム脳や
フィギュア萌え族のように、ヘイトを合理化しつつ自己成就する言説。
ただ翻って考えてみると、68年世代って一体何に駆動されてたんだろうねと。基本的には
「戦後日本経済の最良の果実」を享受した人々だと思ってるんだけど。単に「小ブル」で
あることのやましさ・後ろめたさに動かされてた、とも思えないんだよなぁ。