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夜間立ち入り調査を実施 サービス残業で労基署
厚生労働省は、残業代を支払わないサービス残業問題で労働基準監督署による夜間の立ち入り調査を積極的に実施し、過労死対策の取り組みも強化するなど、長時間労働対策に本腰を入れる方針を固めた。
労基署の立ち入り調査は臨検監督といわれ、日中に行われることが多いが、サービス残業や過労死問題は違法な長時間労働が背景にあることから、夜間の立ち入りが重要だと判断した。
臨検をする際には、事前に申告者からより詳しい情報を入手し、具体的な調査方法や、どの資料が必要かなど計画を綿密に練り上げる。
過労死対策では、これまでつながりが薄かった労基署内の監督部門と労災補償部門が情報を共有するなど連携を強化する。
具体的には、労災申請があった場合、労基署内で申請内容のほか、その後の調査で把握した労働時間の実態や残業代の支払い状況、健康診断の実施状況を担当者同士で共有するとした。(共同通信)