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本紙記事に目を通した同社関係者からその後、「Ｗ課長の出退勤記録を見れば過労は明らかだが、辻社長が改ざんしている」「夫婦喧嘩程度で自殺するような人ではなく、考えられない」などといった、日本ロジテム側のコメントを真っ向から否定する情報が数多く寄せられた。
中でも注目されたのが、セイモス社の現役社員から寄せられた生々しい情報だ。それによると「辻社長は平成11年に就任以来、無賃の残業や休日出勤、タイムカードの改ざんを社員に強要したことは、全社員および三田労働基準監督署の監督官もよく知っている事実で、
昨年に勧告指導を受けたにも関わらず、まともな支払いや改善を拒み続け、過労が蓄積してうつ病となったＷ課長は非業の死を遂げた」という。
また、「再びより多くの勧告指導を受けた辻社長だが、反省するどころか課長以上のタイムカードをなくすことで残業の証拠を残さないようにし、これまで通り諸手当を支払わず、黒字にも関わらず社員を半分に減らした。そのために以前よりも長時間労働を強いられる社員が多く、
再び過労死する社員が出てもおかしくない状況にある」ともいう。
そこで本紙はこのほど、この証言を裏付けるために、セイモス社に勤務する社員の勤務報告書を入手した。すると一目瞭然だが（写真参照）、ある社員は今年９月度の月間勤務報告書を見る限り、休日は１日もないことがよくわかる。
また、それだけでなく、同月の実働総時間は３０６時間を超えており、１カ月間毎日10時間の労働を続けるのに等しい数字を記録している。このうちの１５０時間は超勤分であるが、残業代はほとんど支給されていないという。