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TBSサンデーモーニングのコメンテーターとしておなじみの
法政大学教授・田中優子さんは江戸時代の専門家です。
「中国、朝鮮王国、琉球王国、ベトナム王国など日本以外の主要国は
中国の政治思想を軸に知的レベルの高い官僚たちの国を作り上げており、
そこには世界トップレベルの産業技術と文化とが醸成されていた。
江戸時代は、拡大主義から国内市場活性化へ、
戦争(内戦と海外戦争)から外交と政治思想確立へ、
戦国武将の率いる国から文治官僚の率いる国へ、
資源国から技術・産業・商業の国へ、輸入超過から自給へと、
非常に多くの側面で、中世からの転換がおこなわれた。
日本はようやく東アジア並になったのである」
「つい先日、釜山の倭館が復元設計されたということを新聞で知った。
倭館は日韓交流のシンボルというだけでなく、江戸時代の外交思想のシンボルでもある。
江戸時代になる前、秀吉にとってアジアは征服と搾取の対象でしかなかった。
江戸時代のあと、明治から戦前までの近代国家日本にとって、アジアは植民地化の対象だった。
その両方のことを念頭に置いて江戸時代の倭館を考えると、
江戸時代の特殊性と凄さがわかってくる」