03/10/18 16:10 E8oATdJ6
>>305 続き
朝鮮人も日本の綺麗さ・清潔さに吃驚しているね。
第11次朝鮮通信使節(1763~1764)の一員だった金仁謙の日本紀行文、
「日東壮遊歌」金仁謙著 高島淑郎訳注 平凡社東洋文庫 より。
◆大阪を見ての驚き◆
「三神山の金闕銀台とは まことこの地のことであろう」
「人家が塀や軒をつらね その賑わいの程は我が国の錘絽(ソウルの繁華街)の万倍も上である」
「北京を見たという訳官が一行に加わっているが かの中原の壮麗さもこの地には及ばないという」
◆名古屋を見ての驚き◆
「山川広闊にして 人口の多さ 田地の肥沃 家々の贅沢なつくり 遠路随一といえる中原にも見
あたらないであろう 朝鮮の三京も大層立派であるが この地に比べれば寂しい限りである」
◆江戸を見ての驚き◆
「楼閣屋敷の贅沢な造り 人々の賑わい 男女の華やかさ 城郭の整然たる様 橋や船にいたる
まで 大阪、西京(京都)より三倍は勝って見える」
◆京都を見ての驚き◆
「惜しんで余りあることは この豊かな金城湯池が 倭人の所有するところとなり帝だ皇だと称し
子々孫々に伝えられていることである この犬にも等しい輩を皆ことごとく掃討し 四百里六十州を
朝鮮の国土とし 朝鮮王の徳をもって礼節の国にしたいものだ」