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あった
1994.06.08 共同通信社
警視庁生活経済課と防犯特捜隊などは8日、虚偽のセールストークをさせるなど会社ぐるみで悪質なマルチ商法をしていたとして、
訪問販売法違反の疑いで取り調べていた訪問販売大手「サンフラワー」(東京都台東区)会長、藤本聖二容疑者(61)=東京都
荒川区南千住6-37-2=と同社幹部らの計20人を逮捕した。
調べによると、藤本容疑者らは20代の若者を中心に勧誘、空気清浄機や健康食品を売る連鎖販売(マルチ商法)をしていた。
平成五年四月から12月までに、東京都内の会社員(32)ら計411人を勧誘した際「マルチ商法とは違う。
今入会すればすぐに昇格でき、7けたの高収入が得られる」などと事実と違う説明をしたほか、マルチ商法に必要な書面の交付をし
なかった疑い。全員容疑を認めているという。
同課は今年1月、同法違反で同社を家宅捜索、勧誘され高価な健康器具などを買わされた被害者約150人から事情を聴くなど捜査
を進め、この日午前、藤本容疑者らの逮捕状を準備し本格的な取り調べをしていた。
同課によると、サンフラワーは平成二年の設立以来の売上総額は約六百五十億円に上るが、約二十八万の会員のうち、利益を得た
とみられるのは全体の2%に満たない5千人足らず。一方で逮捕された役員は最高で3億4千万円の年収を得ていたという。
逮捕者20人のうち、14人が、同社に入る前にもマルチ商法をしていた「経験者」。
4人は既に同社をやめ、別のマルチ会社に移っていた。藤本容疑者は逮捕の数日前、社長から会長になっていた。