06/08/31 15:32:46 nfERCnrpO
明日から学校だよ。どうせこうなるだろうなぁ
朝がきた。いつもより早い目覚め。枕元でアラームが鳴っている。
そうか、もう学校か…。鬱になりながらグダグダと準備を済ませる。
ざっと部屋を見渡す。もう一日、もう一時間でもいいから家に篭っていたい…。
しかし時は無常だ。
「いってきます」
ため息と動機が鳴り止まぬ中、黙々と学校へと向かう。Uターンしたい、でもできない。
学校へ着くと、久々の昇降口で靴を脱ぐ。嫌な風景、嫌な臭いだ。これから毎日これが続く。
廊下を歩き、階段を昇り自分の教室へ進んでいく。動機がさらに高まってくる。
─この階段を上がり曲がれば教室だ─
一段一段、踏みしめて上がるごとに生徒たちの楽しそうな声が聞こえてくる。
男集団の盛り上がる大きな声、女の世間話。一つ一つが恐ろしく、嫌な気持ちを掻き立てる。
やがて僕は最後のコーナーへと着き、曲がった。
僕の顔はなるべく目立たないように下を向き、目線も床を見ている。
でも視界には、廊下で騒いでいる多くの生徒がいる。
きっと僕を見ている。早くこの場から逃げたい。教室に入ろう。
中に入るとみんなの視線がこちらへと向いた。うるさかった教室が、一瞬静まる。そしてまたうるさくなった。
痛いほどの視線を浴びながら、自分の席へとつく。これからどうなるのだろう。この教室でどんなことがあるのだろう。
再び、僕の地獄の日々がスタートした。