05/04/30 22:18:48 6/eBcNz9
>>934の語り口は志ん朝の落語のように軽やかだが、話の内容は戦前の教師の訓導そのものである。説教を食らっている間、>>928には、>>934が陸軍の鬼軍曹に思えた。
>>934の話を聞いているうちに、>>928は大粒の涙を一粒、二粒とこぼし始めた。説教が辛くて泣いているのではない。自分の情けなさに、涙をこぼしているのである。
延々続く説教の最後に、>>934はこうつけ加えた。
「②>近藤にしてはましな事書いてあるお勧めな近藤本
だがなあ、おれのお勧め本は、
『背番号の消えた人生』
『プロ野球監督列伝』
だなあ。この二冊は他の人には真似できない、取材の行き届いた名著だな。」
この日以来、>>928は寝る間も惜しんで近藤節を読みに読む。そして、近藤スレに百年語り継がれる名レスをつけるのである。
後年、>>934が監督に就任すると、>>928は真っ先にコーチとして駆けつけた。ここらあたりの人事も、昭和一桁の私は妙に納得してしまうのである。
さあ、>>928よ。君の百年語り継がれる名レスを待ってるぜ。