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差別の心無くならず
余田 荘(67・無職)
遅ればせながら我が家にもIT革命がやってきた。
息子のお下がりでもらったパソコンである。
早速インターネットに繋いでもらい、
悪戦苦闘しながらネットサーフィンとやらを楽しんでいる。
ところがある日驚いた。
とある有名な掲示板を訪れたときのことである。
そこではいわゆる「部落差別」がまかり通っているのだ。
私は在職中は職員として、
退職後はボランティアとして同和地区問題に取り組んできた。
皆の努力もあってここ25年の間にほぼ壊滅したといってもいいくらい
差別は無くなって来ていると信じていた。
ところがその掲示板では
「部落等」「ブラクラ」
などという言葉が日常茶飯事に使用されているのである。
どうやら同和地区出身者への侮蔑の隠語らしい。
それどころか「危険」「恐ろしい」とまで言って近づかないようにしている。
若者が多く集うというそのネット掲示板を見るにつれ、
その若者たちが背負っていく未来を憂うばかりである。