04/12/29 22:13:10 BCbv9Lo5
盲目の少女と、彼女の唯一の肉親である祖母が暮らしていた。
ある日、お婆さんが亡くなり、身よりのない少女は、村の神父が引き取ることになった。
神父が彼女を引き取ったのは純粋な慈悲からだったが、いつしか2人は恋に落ちた。
ある時、村を訪れた医者に彼女を診せたところ、手術で治ることが分かった。
神父に喜びと同時に、新たな悩みを抱えた。彼はブサイクだった。
しかし、神父は彼女のためにと寄付を募り、なけなしの財産をはたき、
彼女の目の手術を依頼した。手術は成功した。
医者「ゆっくり目を開けてごらん。」
少女「…!!見えるわ!何もかも!」
神父「僕が見えるかい?」
少女「ええ、とても!」
医者「どうやら手術は成功のようだね。」
少女「ありがとうございました。…でも」
医者「どうしたんだね?」
少女「耳が悪くなりました。この方の声が神父様の声に聞こえます。」