04/09/22 23:25:41 h/uciMeS
ある日の事。
人気推理小説家の真田数子が、仕事場で何者かによって殺害された。
腹部にナイフが刺されており、それが死因だ。
発見された状態は、机にもたれかかるよう倒れており、手にはボールペンが握られていた。
机の上にはワープロとフロッピーが数十枚、それと筆記用具。
机の下にはノートが落ちていた。
容疑者は長女の一江、二女の二美、三女の三里、そして担当の山岸知香の四人。
それぞれアリバイが無く、殺害に及ぶ動機もある。
手掛かりが一つだけ見つかった。
机の上にあった、ラベルに「はんにんはこのなか」とボールペンで書かれたフロッピーが一枚。
ラベルには僅かに血痕が付いていた。おそらく数子が死ぬ直前に書いたのだろう。
中にはただ一言、一江とだけ書かれていた…。