04/08/24 04:35 7q0W+CBz
ここは街の喫茶店。
可愛いウェイトレスが三人いる。俺は取り合えずコーヒーを頼んだ。
先客は五人。若いカップルが一組と不良が一人。残りの一人はお爺さん。
何故かみんな何も頼まずに黙って座っているだけ。お爺さんはボソボソと何かを呟いている。
「違うこれじゃない‥‥これでも無い」他の人は黙っている。店に流れるBGMはあるバンドの唄。
可愛いウェイトレスがコーヒーを運んできた。「サービスです。」そう言って俺に小石を渡した。
コーヒーがやけに甘い。俺はブラックが好きだから文句を言って淹れなおしてもらった。
今度のコーヒーはやけに苦い。流石の俺でもここまで苦いコーヒーは生まれてこのかた初めてだ。
コーヒーを飲み干した俺はコーヒー代300円をカウンターに置いて店を去った。
喫茶店を出て数時間、家路を歩く俺は気付いた。あのウェイトレスに恋をしてしまった。