04/04/30 15:28 G3EjV4CK
まあ、スペイン人の闘牛への思い入れは凄まじいものがあるからな。
海外赴任中に取引先のマタドールに、ディナー奢ったお礼に誘われて、嫌々行ってみたんだが、
まず牛が凄い。ダース単位で連れてくる。手土産に連れてった乳牛をみて「それじゃ足りないよ、
田舎物」という顔をする。ほのぼの酪農家はいつまでもタロスコリーダには慣れないらしい、みたいな。
絶対、その牛3ダースより、俺が連れてきたベコ太郎一頭の方が強い。っつうか、それほぼBSE牛じゃねえか。
で、マタドールが牛を挑発する。やたら挑発する。動物愛護団体風のセニョールとセニョリータもこのときばかりはマタドールを尊敬。
普段、博愛主義者らしいマダムがアモーレとか言ってる。中森明菜か? 畜生、氏ね。
サーベルも凄い、まず汚ねぇ。血とかこびりついてる。 拭え。クロス(聖布)で拭え。つうか供養しろ。
で、やたらかわす。かわしてアシスタントに刺させる。弱ってからとどめ刺す。タイマンとかそんな概念一切ナシ。
ただただ、刺す。アシが弱らせて、マタドールが殺す。俺には回ってこない。畜生。
あらかた殺したあと、「どうした殺してないじゃないか?」などと、残った死骸を寄越す。畜生。
で、マタドール集団、30頭くらい牛を殺した後に、みんなでシェリーと牛の血を飲む。
「今日は僕も飲んじゃう」とかデブアシが言う。おまえ、牛どころか絶対人殺してるだろ?
デブセニョリータも「ああ、酔っちゃった、その牛おいしそうね」とか言う。ベコ太郎見んな、殺すぞ。
デブ調教師が「殺りすぎちゃったわね」とか言って、デブマタドールが「情熱の国だから大丈夫さ」とか言う。
スパニッシュジョークの意味がわかんねえ。畜生、何がおかしいんだ、氏ね。
まあ、おまえら、スペイン人に闘牛に誘われたら、要注意ってこった。