09/06/22 23:51:53.52 3D0J4Mbj0
階下が騒がしくなった、と思ったら誰かが階段を駆け上がる音がする。
音は次第に大きくなって、そして俺の部屋の扉が勢い良く開け放たれた。
女「男~! 起きてる?」
男「……んぁ? なんだ女か、朝っぱらからなんだよ、うるせぇ」
女「何が朝よ、時計くらい見なさい。もうすぐお昼でしょうが」
男「はぁ? 俺が何時まで寝てようとお前には関係ないだろう」
男「ってか週末くらい寝かせろ、以上おやすみ……」
女「なっ!? ひっどい! それに関係なくないでしょこのバカッ!」
女「アンタが起きないと、ご飯片付けられないんだから、さっさと起きて食え!」
男「……。(チッ)へぇへぇ分かりましたよ、ったくやかましい女だな」
女「やかましいって何よ。そもそもアンタねぇ、」
女「こんな可愛い幼馴染が起こしてやってるのに、アンタは何が不満なわけ」
男(可愛い……ねぇ)
このままこいつに逆らっていても余計うるさくなるだけなので、
俺は盛大な溜め息をつきつつ、渋々ながら黙して従ってやることにした。