09/04/02 05:08:15.69 xVqFsE/jO
―世界は廻る。
妹「お兄ちゃん、男のくせにだらしないです。その程度の荷物でフラフラしないでください」
男「いや、お前あのな、俺脚とか脚とかいろいろ痛いんだよ」
―俺たちに翼はないから、脚に頼るしかない。
女「結局なんやかんやで男と帰れて私は嬉しいよ」
男「本当だよ。結局あの無駄な競争はなんだったんだ」
―右足を踏み出す。左足を踏み出す。
友「あーまあ、無駄なことばっかじゃ無かっただろ」
男「ああ。学ぶことも、あった。明日からの陸上部の練習頑張らないとな」
―その当たり前の行為は、実は当たり前ではない。
兄「ぐおお……痛い」
男「ご愁傷様です」
―だから、歩けることを、走れることを何かに感謝しなくてはならない。
女「夕日が綺麗だね」
―世界は廻る。
男「夕日じゃねーよ。あれは朝日だ。一晩中俺たちは暴れてんだよ」
―多分、ずっと廻る。
poem・de・end