09/07/27 00:56:39
日本の自動車メーカーが韓国政府の燃費基準強化により、最大の恩恵を受ける可能性が高まって
いる。トヨタとホンダの韓国販売法人が昨年の「超円高」にもかかわらず、黒字を維持するほど危機
管理能力が高い上に、低燃費エコカーに対して高い競争力を持っているからだ。A&Dコンサルタントの
ユン・ジェソク会長は、「日本車メーカー各社はエコカーの技術力ばかりでなく、コスト削減能力が極めて
高い。ウォン高円安が進めば、日本製の低燃費エコカーが韓国市場を瞬く間に席巻するだろう」と警告
した。
◆「超円高」でも日本車メーカーは黒字
著しいウォン安円高で一時期ひどい赤字に陥ったホンダ・コリア、韓国トヨタなど日本車メーカーの
韓国販売法人は、大方の予想を覆し、大規模な黒字を記録した。
最近金融監督院に申告されたホンダ・コリアの3月決算資料によると、昨年の売上高は3060億ウォン
(約223億円)と前年比で29.9%増加した。販売量は1万2356台と73.8%増加した。当期純利益は
144億9000万ウォン(約10億5000万円)と前年比21.3%減だったが、予想よりも高収益を上げた。
韓国トヨタも当期純利益63億6000万ウォン(約4億6000万円)を記録し、黒字を維持した。ウォン
相場は昨年8月7日に100円=927ウォンだったが、同12月5日には1600ウォンとわずか4カ月で73%
下落した。
LIG投資証券のアン・スウン・リサーチセンター長は、「為替損失分を日本本社が肩代わりした部分も
ある。為替が最悪の状態なのに、黒字を計上する構造を備えたというのは、日本車が韓国で市場拡大
を目指しているという証し」と指摘した。
◆韓国メーカー、日本よりもエコカーの競争力劣る
政府の新燃費規制案によると、2012年から自動車の平均燃費が1リットル当たり17キロ以上、二酸
化炭素排出量は1リットル当たり140グラム以下へと段階的に基準が強化される。2012年までは生産
台数の30%だけが基準を満たせばよいが、2015年からは全車両が満たさなければならない。昨年、
韓国国内で販売された国産車の平均燃費は1リットル当たり11.6キロだった。つまり、6年以内に生産車
種の平均燃費を50%向上させなければならないということだ。韓国自動車メーカーのある役員は、
「日本は1997年からハイブリッドカーを市販し準備してきた。技術力や規模の経済で見て、すぐに日本
に追い付くのは難しい」と語った。
韓国自動車メーカーのエコカー開発水準は依然として日本に比べ劣っている。現代・起亜自動車は
独自の低燃費エコカーの技術開発を進めているが、ルノー・サムスン、GM大宇は独自の技術力が低い。
GM大宇がGM本社のハイブリッドカー開発に一部参加しているが、これはあくまでもGMの技術にすぎ
ない。韓国の低燃費エコカー市場を現代・起亜自と日本車が二分する状況が発生し得るわけだ。
(>>2-5あたりへ続く)
URLリンク(www.chosunonline.com)
URLリンク(www.chosunonline.com)
URLリンク(file.chosunonline.com)