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◆北方領土 進む露の実効支配 「友好」から「対立」の色濃く
北方領土で最大の択捉島。日本のビザなし交流団は一時、
ロシア側の担当者に上陸を拒否された。ロシア側の強気の姿勢が目立つ。
ロシア政府の大規模な投資が始まり、実効支配は強化されていた。
7月上旬、ビザなし交流団に同行し、日露双方の主張がぶつかり合う領土問題の
最前線をみた。(択捉、国後島 内藤泰朗)
■恫喝(どうかつ)
「ロシア固有の領土クリールへようこそ」
8日、択捉島を管轄する露サハリン州クリール地区のラズミシキン地区長は、こう言って
ビザなし交流団を“歓迎”した。
その5日前に、北方領土を「日本固有の領土」と明記した北方領土解決促進特別措置法
(北特措法)の改正案が、参院で可決されたことへの抗議の意思表示でもある。
そして、“歓迎”の言葉は「日本側がこの一方的で誤った議決を取り消さない限り、
次のビザなし訪問団は受け入れない」という警告となっていった。
それにとどまらない。地区長は、島に滞在中は勝手な行動を慎むよう注意し、
前回訪問した交流団が、許可なく建立した墓標を持ち帰るよう求めた。
「日本語で書かれた墓標を島に置くことは許さない」というのがその理由だ。
従わないのであれば「実力を行使する」とまで言う。
その墓標はすでに引き抜かれ、行政府の建物の入り口に立てかけられていた。
日本側は鈴木宗男衆議院議員が「あなたの対応や領土問題への間違った認識は、
今後の日露関係に悪影響を与えかねない」と反論した。
すると地区長は「では視察前に新型インフルエンザの検査をみなさん全員にやりましょうか」。
ソ連時代を想起させる恫喝である。
対立の予兆は、訪問前からあった。
今年1月、日本の北方四島への医療物資支援が中断された。
日本側が「出入国カード」の提出を拒否したためだ。
今回も、サハリン州が交流団に、択捉島上陸を拒否すると、訪問直前に通告してきた。
結局、上陸は許可されたものの、艀(はしけ)が「故障した」との理由で、
交流団員を乗せた船は沖合に停泊したまま約3時間も待たされた。
MSN産経ニュース 2009年7月24日 22:05
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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