09/07/23 13:02:07 JkJ5FCc7
>>445
「済」と「姓」は中国音では同じ音ではない。
「済」は台湾とその対岸の福建音でtseツエ
これはおそらくtsaiツアイが訛ったものだろう。
「姓」はsen~(「~」は息をフランス語の鼻声のように息を鼻に抜く記号)
またはsingという発音。
ただし万葉仮名や「いろは歌」に「ん」の字が無い様に
飛鳥時代~平安時代の日本語にはまだ「ん」という音節が定着してなかった。
「檀家」を表わす万葉語「檀越」は「だにおち」と発音されていたし
蒟蒻コンニャクは十世紀半ばの《倭名類聚抄》でコニヤクと万葉仮名で書き表わされている。
「鬼おに」の語源は「隠オン」の古い音である「オニ」であるというのも
音韻学的には一理ある説だ。
藤原氏の一門の「冷泉」は今日的発音では「れいせん」だが
日本語に「ん」が定着する以前の「れいぜい」という古い発音を残している。
このように日本語は馬韓語とは比べ物にならないほど保守的で
古い時代の発音を保存している。