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★日本援助の中国鉄鋼会社が製造 空母の特殊鋼
カナダの軍事専門誌「漢和防務評論」最新号は、建造開始間近と伝えられる中国の国産航空母艦に、
かつて日本が資金・技術面で援助し、設立された鉄鋼会社「宝山鋼鉄」(上海市)の製造した特殊鋼が
主に使われると報じた。
中国初の国産空母は上海の長興造船所で製造されるとみられており、同誌は、同造船所が選ばれた
大きな理由は、宝山鋼鉄が製造した高強度の特殊鋼を調達しやすいことだと指摘している。
宝山鋼鉄は1978年に日中平和友好条約が締結された後の経済協力の象徴的な事業として設立。
日本側は政府開発援助で支援し、技術面では新日本製鉄が協力した。現在は中国屈指の鉄鋼メーカー
として知られ、軍用船舶の鋼材の多くを提供している。
空母建造で使われる鋼材は通常の艦船以上の強度を求められ、特に甲板の鋼材は艦載機のエンジン
噴射に対応できる耐熱性が不可欠とされる。4万トン規模の中型空母を建造する場合には約2万トンの
特殊鋼が必要で、特殊鋼の確保が空母建造の技術的なポイントとなっている。
同誌は、中国では宝山鋼鉄が2005年から新技術を導入し、既に空母で使える高強度の鋼材を国内
生産するレベルに到達したと分析。【香港19日共同】
ソース:共同通信 [2009/07/19 16:39]
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