09/07/16 10:42:00
中国の新疆ウイグル自治区で起きたウルムチ暴動で、イスラム教徒が多いウイグル族に多数の死傷者
が出たことを受け、中国とイスラム社会の関係に波紋が広がっている。国際テロ組織アルカーイダ系の
イスラム過激派が中国への「報復宣言」をしたと伝えられ、トルコに続いてイランの宗教指導者も中国
批判を始めた。これに対し、亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は14日、
「暴力で問題は解決できない」との声明を出し、テロ組織や過激な行動との混同は避けたい同会議の
立場をにじませている。
報復を宣言したとされるのは、「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織」を名乗るイスラム過激派。
根拠地のあるアルジェリアなど北アフリカで活動する中国の援助プロジェクト関係者に対するテロ攻撃を
予告したという。英国の情報企業スターリング・アシント社の報告書を香港紙(14日付)が報じた。
これに対し、中国当局にウイグル暴動の「扇動役」と非難されるカーディル議長は、「国際テロ活動家
が、ウイグル人の正しい願いや『東トルキスタン(新疆ウイグル自治区)』での事態を利用し、中国外交団
や民間人をテロ攻撃してはならない」と述べるなど、平和路線を強調した。
穏健派を含むウイグル人組織に「国際テロ組織」の烙印(らくいん)を押すことは、中国の工作目標に
合致する。香港報道は「情報操作の一環では」とみる慎重論もある。
別のケースでは、世界ウイグル会議がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世に「連帯」を求める
書簡を送った、との報道もある。しかし、書簡を書いたとされる米国ウイグル人協会のアリム・セイトフ事務
局長は、産経新聞に対し、事実関係を否定した。ニセ書簡は、中国がともに「分裂主義勢力」とする
チベット、ウイグルの「結託」を印象づける工作だった可能性がある。
一方、テヘラン・タイムズ(電子版)によると、イランのイスラム法学者ユセフ・サアネイ師は、中国での
イスラム教徒虐殺に沈黙することは「許されない罪だ」と指摘。ハメダニ師も「世界すべてのイスラム教徒ら
は(武力弾圧という)犯罪に最大限の抗議を示すべきだ」と呼びかけた。
また、さきにエルドアン首相が中国の弾圧を「ジェノサイド(大量虐殺)」と非難したトルコでは、新たに
トプタン国会議長が、議員の現地調査団受け入れを中国政府に迫るなど、態度を硬化させている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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