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【静岡】 鳥居信平の胸像除幕 袋井出身の技師
日本統治時代の台湾で、地下ダムを建設した袋井市出身の水利技師鳥居信平(1883~
1946年)の胸像の除幕式が12日、同市上山梨の月見の里学遊館で行われた。
胸像はブロンズ製で、台座を含め高さ1・8メートル。台湾の実業家で、芸術家でもある
許文龍氏が制作し、袋井市に寄贈した。
鳥居は東京帝大農科大学に学び、農商務省、徳島県技師などを経て台湾製糖に転職。
1914年にサトウキビ増産のため台湾に渡った。23年、南部の屏東(へいとう)県で伏流
水を農業用水や飲料水に利用するための地下ダム建設を指揮した。
地中にコンクリート堰(ぜき)を設ける自然や生態系を壊さない先駆的な工法で、36年に
日本農学賞を受賞した。長男は南極越冬隊長として活躍した鉄也氏。
80年以上たった現在も周辺住民約20万人がダムの恩恵を受け、台湾の中学の副読本
でも取り上げられているという。
除幕式には台湾の関係者や鳥居の親族ら約200人が出席。曹啓鴻・屏東県長が
「私たちは水を使うたびに鳥居さんに感謝しています」と述べ、袋井市の原田英之市長は
「市の新たなシンボルとして、功績を伝えていきたい」と語った。
写真:鳥居信平の胸像を除幕する関係者(12日、月見の里学遊館で)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
ソース:読売新聞(2009年7月14日)
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