09/07/13 18:06:34 IdmVli4+
万里の長城の築城目的は、漢民族が中華の地に侵入を試みる北方騎馬民族「北狄」からの
国土防衛であったことは常識だ。こういう防衛目的の要塞は国境線近くに築かれるもので
あり、国内のど真ん中に造るものではない。一戸建ての自宅の庭にフェンスを作る場合、
自宅敷地と外部との境目にフェンスをつくるのが常識であり、庭のド真ん中にフェンスを
作るアホはいない。ところが万里の長城は、今の中国のド真ん中にある。
世界遺産の万里の長城とは、中国の歴史上の北の国境線が何処にあったのかという、歴史
の証言者なのである。「中華人民共和国」の中華とは、自分のいる場所が世界の中心だと
いう意味である。漢民族が中華を自称する際に、中華の地ではない周辺のことを東夷・西戎
・北狄・南蛮と称しており、万里の長城以北が「北狄の地」であったのだ。
万里の長城が中国の歴史上で北の国境ではなかった時期は大きくは2つある。
1つは元の時代、北狄であるチンギス・ハーン蒙古族が中華の地を支配した時だ。
もう1つは清の時代、北狄であるヌルハチ満州人(女真族)が中華の地を支配した時だ。
満州人の国である清は孫文の辛亥革命により滅び、中華の地は漢人の手に戻り「中華民国」
が建国された。辛亥革命のスローガンは「駆逐韃慮・回復中華」「滅清興漢」であり、その
意味は「征服者である満州人・清を追い出して漢人による中華を再興する」というものだ。
ところが、今の中国共産党は歴史の真実とはまったく逆の、モンゴルも満州も中国の歴史
上の固有の領土、蒙古族も満州人も総て「中華民族」などと言う大ウソを宣伝している。
今になって満州もモンゴルも中国の領土だと主張することは、独立後のインドが植民地支配
をしていたイギリスの地はインドの歴史的固有の領土であると主張するのと同じロジック
であり、そんなのは大ウソであることが誰にでもわかる。こんなバカな大ウソを中国共産
党は延々と主張している。世界人類に厄災を振りまいているのが中国共産党だ。