09/07/07 21:33:48
URLﾘﾝｸ(photo.hankooki.com)
URLﾘﾝｸ(photo.hankooki.com)
▲ 1941年に完成し、1945年撃沈された戦艦大和。排水量7万2,800トンの史上世界最大の戦艦、
大和は日本軍国主義と右翼の象徴だ。韓国日報資料写真
今年4月、日本文部科学省は右翼団体「新しい歴史教科書を作る会」の二番目の教科書に対する検
定審議で合格判定を下した。自由社から発行されたこの中学生用教科書は2001年扶桑社から出た
教科書(2005年改訂版発行)と同じように任那日本府説を史実として叙述し、植民政策を美化するなど
歪曲された歴史観を含んでいる。
この教科書の問題点と技術意図を丹念に探る学術大会「転換期日本教科書問題の諸相：2009年検
定通過本、日本の歴史教科書を中心に」が韓日関係史学会主催で4日、北東アジア歴史財団で開か
れた。
■古代史観に含まれた現在的メッセージ
イ・ジェソク北東アジア歴史財団研究委員は近現代史部分に比べて、批判の対象から抜けている古
代史の部分に注目した。自由社教科書の序文にはこのような内容が記述されている。「日本人は全
体的に方向性を失って自信を喪失しつつあるように見える。日本人が自分を回復するにはモデルを
外に求めるのではなく、日本の長い歴史の知恵から習う他ない…日本の国土は昔から文明を育成し
て独自の伝統を育てた。天皇を中心に国が統合されて一貫して自立した国家であったためだ。」
イ委員は「新しい歴史を作る会」のこのような目的意識が古代史記述において外来文化の受け入れ
および伝統固守と関連した独自性の強調に投影されていると分析した。中国文物を活発に受け入れ
て天皇制の基礎を固めた聖徳太子(?～622)の存在を強調することに代表されるように、イ委員はこの
ような記述の底に日本右翼の現在的問題意識が敷かれていると把握した。「中国と米国の間でこれ
からどのように自立を維持、達成していくのかという核心があり、それが教科書の古代史記述に明ら
かになった」ということだ。
■韓国歴史を眺める視点
ソン・スンチョル江原（カンウォン）大教授は2006年基準として51.2%の日本中学校が採択している東
京書籍教科書と2010年から使われる自由社教科書で見られる韓国史に対する見解の差を比較・紹
介した。韓国史関連の部分で争点になるのは倭寇、朝鮮国号、壬辰倭乱に関する部分などだ。多数
の学生が使う2006年東京書籍版には倭寇が「西国武士や庶民・漁民らの中から海賊で出てきた人」
と記述されている。反面、自由社の2009年版には「倭寇は朝鮮半島と中国大陸の沿岸に出没した海
賊集団をいい、日本人の他に朝鮮人も含まれていた」と記述している。
また自由社の教科書は韓国と日本の交流が活発になった近代史の叙述を古代史に比べて、ないが
しろに扱っている。ソン教授は「ヨーロッパとの関係だけを強調して記述し、中国や朝鮮、さらに琉球
(沖縄古代文明)やアイヌとの関係に対しても言及がない。これは欧米に対するコンプレックスと見るほ
かはない」と指摘した。「こういう歴史認識が結局、韓国関連記述を粗略にし、無視や蔑みで歪曲する
原因になったのだろう」というのがソン教授の主張だ。
■アジア侵略の記憶
>>2-5のあたりに続く
ユ・サンホ記者
ソース：韓国日報(韓国語) "帝国主義的偏向見解相変わらず"
URLﾘﾝｸ(news.hankooki.com)
関連スレ：
【民団】 李団長「歴史の事実と合致しない教科書は多文化共生の時代の潮流に逆行する」…「つくる会」教科書阻止へ★２[07/01]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)
【米国】 中高用教科書、韓国史を大幅に反映～日本への文化伝授や現代の経済発展など[05/21]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)