09/07/01 09:56:00
「韓国は核武装を行う意図があるのではない。純粋な経済的・産業的目的で最小限の使用済み
核燃料の再処理に関する権限を要求してい「るのだ。再処理できないことで生じる核廃棄物問題は、
数年以内に新たな災害を呼び起こすことも考えられる」
金泳三(キム・ヨンサム)元政権で科学技術処長官を務めた金始中(キム・シジュン)氏は6月30日に
本紙とのインタビューに応じ、「われわれは“平和的な核利用を目指しているだけ”という事実を認めさせる
ために20年以上も努力を重ねてきた。今や国際社会もこれを認める段階に到達したと思う」と述べた。
金氏は1997年にも、金泳三政権(当時)の元幹部らの集まり「麻浦フォーラム」のメンバーと共に米国
政府の関係者と交渉を行い、平和目的の再処理を認めさせるための下準備を行ってきた。
金氏は「古里・月城・霊光・蔚珍の四つの原子力発電所にある20基の発電施設から発生した使用
済み核燃料は、現在1万トン以上も倉庫に積み上げられている。2016年にはどこの発電所も飽和状態
となるが、われわれはこれを再利用するどころか、手もつけられない状況にある」「米国では韓国からの
再処理を要求する動きについて、“92年に南北間で調印された韓半島(朝鮮半島)非核化宣言違反”
という主張があるが、北朝鮮はすでに2回も核実験を行うなど、先に約束を破っている。そのため、当時の
宣言を不変の真理のようにそのまま適用するのは間違っている」と主張した。
さらに「このような状況で2012年の韓米原子力協定改正に向けた作業が開始されるため、米国に対して
理解を求めるのも決して無理な事ではないと思う。日本のケースを見てもそうだ」と指摘した。日本は
数十年かけて技術的、政治的、外交的な努力を重ねた結果、86年に日米原子力協定を改正し、
再処理やウラン濃縮などの原子力開発全般に対する自主的な実験・研究を行うことを幅広く認めさせた。
金氏はさらに「わが国の科学技術者たちはすでに使用済み核燃料を核拡散の恐れをなくしたまま、
高純度の廃棄物とリサイクルが可能なウラン・プルトニウムを分離する乾式再処理という最新技術も確保
している。それでも国際社会が安心できないのなら、使用済み核燃料の再処理を海外で行い、再び
国内に持ち込む方法をまずは行うなど、段階的な方法を採用することも考えられる」と主張している。
しかし政界など一部では「核武装」に言及したり、あるいは感情的な次元で「核主権の回復」を叫ぶ
のはかえって逆効果との声も根強い。「形の上では核主権の回復ということになるが、このような議論を
前面に押し出すと、国際社会に対して“要するに韓国は北朝鮮のように核兵器開発を念頭に置いている”
という疑いをもたれるだけ」というのが、反対する側の主張だ。金氏は「韓米協定などによりわれわれが
技術移転を受けるなどの恩恵を受けたのも事実だ。そのため“失われた主権の回復”などといった感情的
な表現は使うべきでない。われわれはただ“原子力の平和利用の拡大”だけに焦点を合わせるべきだ」と
念を押した。
URLリンク(www.chosunonline.com)
URLリンク(www.chosunonline.com)
【米韓】米オバマ政権、韓国の米国産核燃料再処理に反対 「EU、インド、日本にのみ認めている、韓国、台湾は認めない」[07/01]
スレリンク(news4plus板)
【北・核問題】「韓国も保有するのが北に放棄させる道」 韓国政界に「核主権論」急浮上[05/28]
スレリンク(news4plus板)
【韓国】「アメリカは本当に守ってくれるのか」「核武装論」が再浮上 北朝鮮の2度の核実験に反発 [06/21]
スレリンク(news4plus板)