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6月は東京都の「就職差別解消月間」。30日までの啓発期間中、雇用主を対象とした講演会や映画会が都内各地で開かれた。
18日には在日3世の金宗洙さん(32、青年会中央本部会長)が日暮里サニーホール会場での講師として招かれ
北、台東、荒川区内の従業員100人以上規模の雇用主約250社を対象に「在日韓国人と人権」と題して約90分間、講演した。
金会長は小・中学校時代、「キン肉マン」「金魚」と名前のことでからかわれ、両親を恨んだことがあった。
これは過去のことではなく、いまでも心の傷となって残っていると打ち明けながら、
「採用にあたってはその人の出自、属性ではなく人物本位で可能性を探ってほしい」と強調した。
最後に「私の夢見る社会」に触れ、「自分に孫ができたとき、うちのおじいちゃん、
韓国人なんだと笑っていえる社会を待ち望んでいる」と述べて講演を締めくくった。
青年会中央の会長が東京都の人権啓発講演会に招かれ、講演したのは、
07年当時の康孔鮮さんに続いて2番目。事務局を務めたハローワーク足立の担当者は、
「好評だったと聞き今年も青年会にお願いした」とのこと。
主催団体の東京都労働局によれば、「外国人の雇用管理に自信がない」と永住韓国人の採用に消極的、
ないしは採用後に通称名を強要するといった就職差別事象、あるいは人権侵害は依然としてあとを絶たないという。
(2009.6.25 民団新聞)
URLリンク(www.mindan.org)
「在日韓国人と人権」と題して講演をする金宗洙青年会長
URLリンク(www.mindan.org)
2009/06/28(日) 22:53:48
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