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日本に23年滞在中の在日ルポ作家、柳在順(ユ・ジェスン・51・写真)氏は去る4月中旬、日本政府関
係者から甘い誘惑を受けた。この関係者はハングルで書かれた日本専門ニュースサイト<JPニュース>
(www.jpnews.kr)の創刊を控えて資金事情に追われていたユ氏に「今まで創刊準備する際に作った
借りもみな返す。運営資金も思いのままに使ってください」と接近してきた。しかしユ氏はその場で断った。
「予定した国内投資資金も景気が悪くなって受けられず、私も金がないから切迫した状況でした。とこ
ろが、日本政府が私の借金をいくらあるかまで把握していることがまず気持ちがとても悪かったです。」
取材源や読者のどちらにも堂々としたインターネットメディア創刊を夢見ていたユ氏は「日本に対して
悪いニュースが出てこないように統制する」という日本政府の下心が明らかに見える状況で臭いのす
るお金を受け取ることができなかったという。
1980年1年8ヶ月の間、蘭芝島(ナンジド)ゴミ埋立地で生活して、取材した<蘭芝島>ルポで評価を高
めたユ氏は87年、日本に行った後、中曽根康弘、竹下登、宇野宗佑など前・現職総理インタビューを
はじめとして、8冊の著書を出版した。また2005年から三回の北朝鮮訪問取材と<週間現代>契約記
者をしながら北朝鮮に対する密度の高いニュースを提供して注目を集めた。
<JPニュース>に注目したのは日本政府だけではない。5月15日の準備作業から6月12日の正式創
刊まで一ヶ月の間に最高30万接続回数を記録するなどインターネットユーザーから予想外の高い関
心を集めている。
「日本に関することならばジャンルと素材を問わない」という<JPニュース>の創刊精神は有名AV女優、
蒼井そらからオーストラリアの日本専門家ギャバン・マコーマックのインタビューに至るまで多様な日
本ニュースでも具現されている。日本滞在4~10年の若い記者らが一週間に半分ぐらいは家にも帰ら
ずに歩き回って、日本現場のあちこちを巡っている。
ユ氏はこれから断片的なニュースに留まらずに既存メディアが扱えない日本に関する深層取材を発
掘するという抱負を明らかにした。「そうしようとするなら、お金と人材と時間が必要だ」というユ氏は難
しい条件の中でも「自分の講義料3万円をさっさと差し出したり、寄稿文原稿料を受けない」という日
本や韓国の知人らの激励のおかげで遠大な夢を育てている。
東京/文・写真キム・ドヒョン特派員
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語) (記者注:FIREFOXで攻撃サイトに指定されています)
[このひと]日本の全てのもの、深くて堂々と伝えること
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