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【日中】“親日風南京映画”「南京・南京」への対抗策(産経新聞政治部・福島香織)[06/21] - 暇つぶし2ch1:はるさめ前線φ ★
09/06/21 08:06:27
【土・日曜日に書く】政治部・福島香織 “親日風南京映画”への対抗策

 ≪映画「南京・南京」≫

 中国映画界のホープ、陸川監督は特異な存在だ。人民解放軍国際関係学院(江蘇省南京市)
という特務養成の学校を卒業後、北京電影学院に入り直した。父は著名劇作家の陸天明氏。
処女監督作品「ミッシング・ガン」(2002年)は人気俳優の姜文を主演に出演者ほとんどギャラ無し
友情出演という低予算で制作。第2作「ココシリ・マウンテン・パトロール」はめったに撮影許可が
下りないはずのチベット自治区のココシリ国家級自然保護区でのロケを敢行した。
これは2004年東京国際映画祭審査員特別賞を受賞。

 そして今年公開の第3作が「南京・南京」。4年の歳月と8000万元(11億5000万円)の制作費を
かけたこの大作は、いわずもがな、1937年の旧日本軍による南京攻略戦をテーマにした
「南京映画」だ。党中央宣伝部推奨の建国60周年記念映画として、ある程度の観客動員が
かけられたとはいえ、国内だけで1億7000万元の売り上げを出した。

 先日、この南京映画のDVDを見た。壮絶な大虐殺シーンと陵辱シーン満載のモノクロ映像は、
ドキュメンタリーのように臨場感があった。自分の家族を守るために密告するジョン・ラーベの
中国人秘書。売春婦に恋する純情な日本兵士。日本人も人間的に共感をもって描いたいわば
“親日風南京映画”だ。だが、旧日本軍が南京で無差別虐殺を行い、手当たりしだい女性を陵辱した
行為を疑うべくもない事実として描く一方で、唐生智・国民党軍南京防衛軍司令官が自軍に
玉砕命令を出しながら自身は逃走したといった史実には触れておらず、あくまで中国側の
歴史認識を広報する政治宣伝作品であることは間違いない。

 ≪タダ者ではない陸監督≫

 映画としては、同じく日中戦争を背景にした「鬼が来た!」(姜文監督、2000年カンヌ国際映画
審査員特別グランプリ受賞)には大きく及ばない水準だが、この映画を見た日本人の友人は
「歴史の事実の重みを感じた」と感想を語り、中国報道によれば米映画芸術科学アカデミーの
シド・ガニス会長は先日の訪中のおり「オスカーをとるチャンスがある」とべた褒めした。

 留意すべきは中国という国が、単に反日プロパガンダ映画と一蹴(いっしゅう)できない作品をつくり、
中国側の歴史認識を効果的に外国に宣伝しうる国際派映画監督を育て上げているという点である。

 陸監督本人にかつて2度、インタビューをしたことがあるが、自分の撮りたい映画の構想を
情熱的に語る様子には好感を抱かずにはおれない。彼は言う。「反日映画を撮りたいんじゃない。
人間性を失わせる戦争の極限状態を描きたい」「欧米人の撮る南京映画は、欧米人がかわいそうな
中国人を助けてやったという傲慢(ごうまん)さがある」。その言葉には説得力があり、
だからこそ多くの日本人が共感し、協力したのだった。

 彼の経歴をみれば、タダ者ではない。中国映画業界の知人ははっきりと「普通の映画監督が、
あの若さで労働人民文化宮(故宮東隣り)にオフィスを構えられるわけないだろう」という。
中国は国際対中世論を有利に誘導する「パブリック・ディプロマシー(公共外交)」効果を期待できる
文化人を育てる努力をしている。それは、国際世論が政策や外交に大きな影響を与える今日、
国家戦略としては当然なのだと思う。
>>2以降に続く)

産経新聞 2009.6.21 02:06
URLリンク(sankei.jp.msn.com)

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