09/06/19 07:32:33
天安門事件20周年に合わせて来日していた中国人の人権活動家、馮正虎(フウ・セイコ)さん(54)
=上海在住=が今月7日と17日の2度にわたり、中国の空港や航空会社から入国や搭乗を拒否され、
日本国内に足止めされていることが18日、分かった。
馮さんの関係者によると、馮さんは民主化や人権活動を続け、今年2月には中国の公安当局に拘束された。
その後、天安門事件20周年にあたる6月4日をすぎるまで国外に滞在することを条件に釈放され、
4月1日に来日した。滞在中は中国の民主化の現状を紹介する活動などを行っていたという。
今月7日、成田空港から上海に向けて帰国の途に就いたが、上海浦東(ホトウ)国際空港で
入国を拒否された。理由について、馮さんを取り囲んだ警察当局者は「上司の命令だ」と話し、
関西国際空港までの全日空機の航空券を渡され、そのまま日本に行くよう指示されたという。
馮さんはやむなく関空に戻った。
17日朝には成田空港から中国国際航空機で再度、帰国しようとしたところ、航空会社が搭乗を拒否。
出発ゲートで一夜を過ごしたものの搭乗はできず、そのまま日本に滞在している。
馮さんの関係者によると、航空会社の職員は「上の命令で、飛行機に乗せることはできない」と説明したという。
馮さんは「中国は少数の支配者と警察に支配されている。自分の国に帰れないことは信じられないことで、
中国の恥だ」と訴えている。
東京入国管理局成田空港支局は「出国審査も通っており、帰国は可能だった。
しかし、航空会社の対応には関与できない」としている。
ソース: URLリンク(sankei.jp.msn.com)