09/06/18 23:55:16 LpYNYPot
中国で生まれた漢字には普及目的で書き順が存在しなかった。
これは現在の中国でも一般常識とされている。
書き順は8世紀の日本で仮名文字が創られた時に初めて
筆順という文字書き際のルールが作られて
これが仮名文字のみならず漢字にも適用されて
中国に逆輸入されたのが最初である。
中国では識字率が著しく低かった漢字の替わりに
簡体字が作られたが、漢字に書き順を適用する事で
識字率の向上に貢献し、漢字の普及に拍車がかかる契機となった。
日本式の書き順のルールは現在に至るまで
「上から下、左から右」の原則を守っている。
仮名文字が創られて700年以上が経った15世紀半ばに
ようやくハングルが作られたが、
日本式の(書き順の)ルールをそのまま
真似ただけでなく、文字構造のルールにまで
「上から下、左から右」を真似ているという有様である。
第二次大戦後、中国政府により日本文化の影響を受けたモノに対する
徹底的な排除が行われた。その一環で簡体字が奨励される運びとなり
現在、漢字文化を保護・継承している国は日本のみとなってしまった。