09/06/15 16:54:14
ベトナムで中国や中国系企業に対する反発が高まっていることから、中国のニュースサイト「環球網」は13日、中越関係にかんするアンケートを始めた。
「ベトナム人はベトナム戦争時の恩義を忘れた」などとする見方が目立つ。
ベトナムで中国企業に対する“締めつけ”が厳しくなっているとされる点については、
「中国を敵視する庶民感情の反映」とする回答が75.49%、「中国企業がベトナムの資源をコントロールすることへの懸念」が23.81%、「環境汚染への懸念」が0.7%だった。
「中国の対ベトナム投資は、ベトナムへの脅威になるか」との質問では
「なりうる」が11.07%、「ありえない」が75.37%、「分からない」が13.56%だった。
ふたつの質問と回答を総合すると、「中国はベトナムに悪いことはしていないのに、ベトナム人は中国を嫌っている」との中国人の意識が浮かびあがる。
ベトナム人に対する見方では「忘恩の徒、小人」を選んだ回答が65.61%で、圧倒的に多い。
「同志であり兄弟」は0.78%、「隣人を恨み、ねたんでいる」が27.6%、「適当な選択肢なし」が6.00%。
「中越関係がベトナム戦争時代と同様に親密になりうるか」については、
「なりうる」が2.64%、「不可能」が91.16%、「分からない」が6.21%だった。
◆解説◆
ベトナム戦争時、中国は共産側の北ベトナムを支援した。
武器や補給品を援助しただけでなく、軍事顧問として最大時には5万人規模の人員を派遣。
南ベトナムを支援した韓国軍に匹敵する規模で、外国からの参戦規模としては、米軍に次ぐ規模で、ソ連の軍事顧問約3800人を大きく上回った。
しかし、北側の勝利によるベトナム統一後は、同国政府の華僑弾圧、カンボジア問題、
ベトナムのソ連接近などで中越は対立することになり、1979年には「懲罰」を理由とする中国軍の侵攻で、中越戦争が起こった。
1990年代には両国関係が正常化したが、「侵略戦争である中越戦争にかんする謝罪」を求めるベトナム側に対し、
中国の江沢民国家主席は「両国関係は未来志向であるべき」などとして、拒絶したとされる。
(編集担当:如月隼人)
2009/06/15(月) 13:28
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