09/06/14 14:31:55
家庭崩壊描き視聴率稼ぐ韓国のテレビ番組
【特集】「品格なき社会」を形成する韓国のテレビ番組(第1回)
テレビドラマが不倫や非人道的な行為の「デパート」に
視聴率さえ取れれば良し、罪悪感ないテレビ局
認知症にかかったしゅうとめを部屋に閉じ込め、夫以外の男性と不倫に走り、揚げ句の果てには
しゅうとめを国道の道端に捨てた嫁(KBS第2テレビ『薔花、紅蓮』)。遺産を自分の物にするため、
倒れた父親の手術でわざと失敗し植物状態にした息子(SBSテレビ『カインとアベル』)。
母親に向かって1日に何度も包丁や鉄パイプを振り回す12歳の子ども
(SBSテレビ『緊急出動 SOS24』)…。
金もうけに目がくらんだテレビ局が、人の道を外れた内容の番組を制作して視聴率競争を
繰り広げている。目を背けたくなる光景が、昼夜を問わずテレビ画面に映し出されているのだ。
韓国のテレビはすでに過去数年間、汚らしい言葉を連発することで、「品格のない社会」を
形成する上で一役買っている。テレビからあふれる悪口や低俗な表現はエスカレートの一途を
たどっている。「チビ、太くて長い大便のような奴」「犬の××みたいな声でわめいてひっくり返っていろ」
「発狂したのか」「変態、とっとと失せろ」…。これらは過去1年間、テレビで放送され、
放送通信審議委員会から処分を受けた表現だ。テレビでの表現に関し、放送通信審議委員会の
処分を受けた件数は、2005年には4件だったが、06年は18件、07年は32件、08年は36件と、
増加の一途をたどっている。
今やこうした低俗な表現だけでなく、人の道を外れた内容のドラマやさまざまな番組が
制作されている。悪態、暴行、不倫はもはや基本だ。自らの恥を知った家族を捨てたり、
ぞんざいな扱いをする場面(『薔花、紅蓮』)、遺産をかすめ取るために弟の殺害を依頼する場面
(『カインとアベル』)まで登場する。昨年末まで放送されていたMBCテレビの『揺れないで』は、
姉の夫と妻の妹の不倫を描いたドラマだ。
ケーブルテレビ局が「偽のドキュメンタリー」というタイトルで扇情的な内容を放送すれば、
今度は地上波テレビ局が「教養番組」でもこのような内容を放送し、公序良俗に反する番組制作は
拡大再生産されていった。ケーブルテレビ局Eチャンネルの『ブラインド・ストーリー 朱紅色の文字』
は最近、自分の夫に対して常習的に暴行を加えていた女性が、娘にまで不倫の現場を
見せつけながら離婚を迫るという無茶苦茶な内容を放送した。また、ケーブルテレビ局 tvNの
『スキャンダル2.0』も、妻子を持つ男性が自殺サイトの会員となり、女性会員を強姦(ごうかん)する
という内容を放送した。その後、SBSテレビの『テレビ・ローファーム・ソロモン』では今年2月、
同じ女性と不倫の関係にある複数の男性がビール瓶で殴り合う場面が放送された。
他人をだましたり、だまされたり、また家族に暴力を振るったりする場面を繰り返し放送するのが、
今やテレビでは当たり前になっている。
(>>2以降に続く)
崔承賢(チェ・スンヒョン)記者 ソン・ヘジン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2009/06/14 11:47:56
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