09/06/12 20:08:41
青瓦台が金元大統領の発言批判、「国民混乱招く」
【ソウル１２日聯合ニュース】青瓦台（大統領府）は１２日、金大中（キム・デジュン）元大統領が
１１日に開催された南北共同宣言９周年特別講演会で現政権を強く批判したとこに関連し、
「前職国家元首として適切でない発言」との立場を示した。
李東官（イ・ドングァン）報道官は、同日の定例会見で「国民和合の先頭に立ち、
国論を正しい方向に導くべき前職国家元首が国民を混乱、むしろ分裂させることは、
誠に残念なことだと考える」と述べた。同日行われた青瓦台首席秘書官会議でも、
金元大統領の発言に関する論議があり、「行き過ぎだ」「あきれる」というのが
主な反応だったと伝えた。
この会議である首席秘書官は、金元大統領が「皆が行動する良心となり自由、庶民経済、
平和な南北関係を守ることに立ち上がらなければならない」と主張したことに対
し「社会葛藤（かっとう）を治癒し、和合を誘導すべき人物が扇動を主張しているようだ。
前職大統領の発言とは信じ難い」と指摘した。
また別の首席秘書官は、北朝鮮の核実験やミサイル発射は金元大統領が在任中に始めた
原則のない支援の結果ではないかと反問。さらに、北朝鮮の核開発は南北共同宣言以降に
本格化したものだと指摘し「国外者のように論評し、非難することではない」と述べた。
また、北朝鮮の人権問題や世襲などについては沈黙しながら、過去最大の票差で
合法的に選出された現政府がまるで独裁政権であるかのように批判することは適切ではない
と反論した。
ある青瓦台中核側近によると、李明博（イ・ミョンバク）大統領は金元大統領の発言について
特別に言及していないという。側近らも問題の発言について論議し、政治指導者の道理でない
という意見で一致したと説明した。
金元大統領は１１日、ソウル・汝矣島で南北共同宣言特別講演を行い、
「５０年間血を流し勝ち取ったこの１０年間の民主主義が逆行し、危険な状態となっている」と主張。
李明博政権が今のままの道を進めば国民も政府も不幸になると述べるなど、現政権を強く批判した。
また、「前職大統領２人が合意した南北共同宣言、南北首脳宣言を必ず守ると宣言するよう、
強く忠告する」と述べた。
聯合ニュース 2009/06/12 16:38 KST
URLﾘﾝｸ(japanese.yonhapnews.co.kr)
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