09/06/12 08:33:08
韓国バレーボール界が輩出した国内外スターの日本移籍が相次いでいる理由は何か。昨季サムスン
火災男子部の優勝に貢献したアンジェルコ・チューク(クロアチア)が9日、日本の豊田合成と入団契約を
結んだ。これにバレーボールファンは「育ててくれた恩を忘れて日本に行く気か」と不快感をあらわにした。
国内バレーボールの興行に貢献したスターらが韓国よりレベルの低い日本に行く第一の理由は、
日本チームの財力だ。アンジェルコは今回、推定30万ユーロ(約4100万円)で豊田合成に移籍した。
サムスン火災での年俸は16万ユーロ(約2200万円)だった。正規リーグ最優秀選手(MVP)に3度、
チャンピオン決定戦MVPに3度選出されている韓国女子プロバレーボールのスター、金軟景(キム・ヨン
ギョン)も先月、推定年俸40万ドル(約3900万円)で日本のJTマーヴェラスに移籍した。ちなみに昨季の
年俸は1億2200万ウォン(約950万円)だった。
国際バレーボール連盟(FIVB)のキム・ゴンテ国際審判は「韓国は外国人選手の年俸に制限(28万
ドル)があるが、日本には制限がない。韓国でプレーした選手らは日本での適応も早く、日本側が目を
凝らしている」と話す。
だが金の問題ばかりではない。日本でプレーすれば欧州など世界の舞台に行けるチャンスが得られ
やすい。韓国バレーボール連盟(KOVO)のシン・チュンサム競技運営チーム長は「日本は世界選手権
など大きな大会を招致することが多いため、世界バレーボール界の流れに関する情報が早く、バレー
ボール関係者の交流が多い」と説明した。
また日本は、FIVBの役員の5割以上が日本人で占められていることもあり、それだけ世界バレーボール
界に大きな影響力を持っている。つまり日本は、韓国で成功した選手が高収入とビッグリーグ移籍が
実現できる地といえよう。
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