09/06/12 00:21:40
(ソウル=聯合ニュース)イ・ウタク記者=東北アジアをはじめとするグローバル問題を広く議論する米国
と中国、日本間三カ国の高位政策対話が来月米国、ワシントンで開催されると発表されて「韓国疎外
論」が外交関係者に流れている。
特に東北アジア関連国がみな参加した北核六者会談が事実上無力な状況で北朝鮮の第二次核実
験強行などで新しい国際秩序が構築される状況で韓半島周辺強大国の米国と中国、日本だけの外
交協議が進行されることに対し「韓国の外交的地位が低くなったのではないか」という憂慮が出ている。
複数の外交消息筋は10日「米国と中国、日本の高位外交当局者(次官補級)が参加する三国協議が
行われるのに韓国がなぜ参加しないのか理解できない。分断国家として外交が生存の最も大きな手
段であるだけに、韓国はできるだけ周辺国の外交協議で疎外されてはならない」と話した。
これに対して外交通商部当局者は「米国などから今回の三国協議に対する事前説明を聞いた。韓半
島と関連した情勢を協議をするのではなく、グローバル問題と気候変化、経済問題などを議論する席
なので私たちが必ず参加する必要はない」と説明した。この当局者は「私たちも韓米日協議や韓中日
協議など多様な三者協議を進行しているのではないか」と反論した。
しかし、ある外交消息筋は「グローバル問題の他に韓半島情勢を議論しないというが、東北アジア問
題を取り上げて論じて北朝鮮問題を省く可能性は殆どない、と見なければならない。三カ国が内部的
に議論した後、韓国に説明しなければ分からないのではないか」と話した。特に米国と中国、日本間
三カ国協議は数年前から日本政府などが推進してきたが、韓国外交当局の異議提議で実現出来な
かった事例もあったことが分かった。
また他の外交消息筋は「過去、政府でも日本が度々こういう三者協議をしようとして、韓国の閣僚級レ
ベルで米国の国務長官などを相手に説得する努力を行い、日本などの計画を事実上無に帰したことが
あった。韓国の参加を私たち自ら排除するのは、今後、同様の外交チャンネルができる前例を残すと
いう側面でも望ましくない」と話した。
すでに米国と中国、日本三国間には高位級二者外交協議が活発に進行している。今月初め、北京を
訪問したティモシー・ガイトナー米財務長官が中国の首脳部と会って、米国と中国間の高位経済戦略
対話問題を協議した。また中国と日本は去る7日、東京で中日高位経済対話を通じて、世界経済回
復のために共同する努力を確認した。
三国間の相次ぐ二者協議に続き、来月ワシントンで三カ国高位政策対話を持つことは米国が主導す
る世界秩序に、新しく強国として浮上した中国が参加し、米国と呼吸を共にする日本が加勢する新し
い外交の流れを見せるものと専門家たちは評価している。米国と共に中国と日本が世界の新しいリ
ーダーに浮上する状況で韓国の地位の縮小が心配になるということだ。
韓国が抜けた米中日三者協議を憂慮する外交消息筋は「世界最強の米国が参加する協議で、韓国
問題と北朝鮮問題など私たちと直接的な問題に対する総論的合意が導き出される場合、私たちの地
位はどうなるのかを心配しなければならない。単純に韓半島問題は議論されないだろう、という論理
で対応する状況ではないと見る」と指摘した。
ソース：聯合ニュース(韓国語) 米.中.日高位級対話..'韓国疎外論'浮上
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