【韓国】羅老宇宙センター、11日ついに竣工式、韓国の科学者の自尊心高まる ロシアでも23ヶ月かかる→17ヶ月で完成[06/09]at NEWS4PLUS
【韓国】羅老宇宙センター、11日ついに竣工式、韓国の科学者の自尊心高まる ロシアでも23ヶ月かかる→17ヶ月で完成[06/09] - 暇つぶし2ch1:東京ロマンチカφ ★
09/06/09 19:58:56
 大韓民国の「宇宙開発本部」こと羅老宇宙センターが、今月11日に全羅南道高興郡蓬莱面曳内里
1番地の外羅老島で竣工式を行う。中核施設は、天に向かってそびえ立つ発射台。来月には韓国初の
宇宙ロケット「羅老(KSLV1)」を宇宙へと打ち上げる、巨大な施設だ。宇宙大国のロシアでも建設には
2年を要するとされるこの発射台を、韓国チームはわずか19カ月で作り上げた。宇宙にすべてをかけた11人
の科学者が流した汗と涙が成し遂げた成果だ。

◆李舜臣の志に挑戦

 発射台は、海抜390メートルの高さがある外羅老島馬致山の中腹を切り崩して作られた面積4万7353
平方メートルの敷地に立っている。ロケット「羅老」を垂直に立てるエレクターや、燃料・酸化剤の貯蔵・
供給施設、発射の瞬間までロケットを支えるランチパッドが設置されている。使用された電線の長さだけで
140キロになり、大気圧の400倍もの圧力に耐えられる配管がタコ足状に1.5キロ敷いてある。バルブの数
だけでも3000余りに達する巨大な設備だ。

 土木工事はだいぶ前に着工していたが、発射台については2007年初めまで手も付けられていなかった。
韓国政府は04年にロシア政府と宇宙技術協力協定(IGA)を締結したが、ロシアで宇宙技術流出に
関する論議が起こり、実際の技術提供が先延ばしにされていたためだ。

 「当時、打ち上げは08年12月と考えていました。ところが、発射台の設計図が届いたのは07年3月9日
でした。打ち上げの日程に合わせるには、遅くても08年8月までには工事を終わらせなければならないのに、
残り17カ月しかないというとんでもない状況でした」

 設計を手掛けたロシアの専門家は、「自分たちが直接建てたとしても優に23カ月はかかる」と語った。
韓国航空宇宙研究院の閔庚宙(ミン・ギョンジュ)羅老宇宙センター長はその日、A3用紙で2万1631枚
にもなる発射台の詳細な設計文書がぎっしりと詰まった21個の箱を見て、ふとあるテレビドラマを思い
出したという。

 「李舜臣(イ・スンシン)将軍が、“臣にはまだ12隻の戦艦が残っている”と語った言葉が頭をかすめました。
心の中で“わたしにも8人の有能な研究者と17カ月もの時間がある”と叫びました」。閔センター長は
「多くの時間と金を費やせば誰でもできることだが、どちらも不足している状態で成功させてこそ、有能な
研究者といえるのではないか」と督励したという。

◆ロシアから発射台事業への参加提案を受ける

 しかし、工事は最初から壁に直面した。ロシアの設計を韓国の製作条件に合わせ、韓国の規格に
変更しなければならなかったが、ロシアの専門家はすべてにおいて問題を提起した。通訳も大きな問題
だった。少しでも自分たちに不利な言葉を残すまいとするロシアの専門家は、三日間会議をしたら、
会議録を書くだけで二日も要するといった態度だった。

 実際、設計側と製作側の規格が異なる場合、かなりの試行錯誤を要する。そのためロシアの技術を
導入したほかの国々も、最初の発射台はできるだけ多くの部品をロシアから導入して製作した。あるいは
最初から韓国の力でやろうという試みが無謀だった、ともいえる。

 ロシアの専門家と丸一日顔を付き合わせた後、深夜12時から韓国チームの会議が開かれるといった
日々が続いた。ロシアの専門家は、日が沈めば仕事をやめ、気の向くままに休暇を取り、イライラしたとき
は焼酎やウオッカで気を紛らわせ、助けてほしいと言った。だが、そのうちにロシアの専門家も少しずつ心を
開き、「部品をこれにするなら設計をこう変えろ」「設計がこうなら、これはもっと検査しなければならない」
などと助言し始めた。

(続く)

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