09/06/09 04:49:00
2009年6月7日、上海市で史上初となる同性愛者のイベント「同性愛文化節」が行われた。
英・公共放送BBC電子版(中国語版)の報道。
「大規模な集会」というのは中国ではなかなか行いづらいという側面がある。政府の許可が下りない
場合も多いからだ。しかし、イベント主催者らは「数年前なら実現不可能だったに違いないが、今なら
大丈夫かもしれない」と感じたという。彼らは上海在住数年となるアメリカ人2人。世界的な同性愛者
のイベントにはつきものである「ゲイ・パレード」を自粛することと、全ての催しを私有地で行うことで、
このイベントを実現に持ちこんだ。
中国では97年に新刑法が発布され、「同性愛行為」が法的罰則の対象外になった。裏を返せば、
それまで同性愛は犯罪行為と捉えられていたのである。また、01年になると「中国精神障害分類・
診断基準」が改正され、同性愛が精神疾病リストから削除された。こうして近年になって、これまで
「性変態」との烙印を押されていた同性愛が、やっと社会に認知されるところとなったのである。
中国唯一の英字日刊全国紙・チャイナデイリー(中国日報)の報道によると、中国国内には
約3000万人の同性愛者がいると推定されている。100人のうち2~3人は同性愛者という計算だ。
ただし、自身が同性愛者であることをカミングアウトする人はまだ非常に少ないのが現状。それでも、
このほどこのようなイベントが実現したという点は、大きな進歩と言えるのではないだろうか。
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
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