09/06/08 21:28:27
- 北朝鮮発言の清華大学教授「日本は軽視されている」 -
清華大学国際関係研究所の劉江永教授は、このほど日本視察から帰国して
「米国は中国を極めて重視しており日本は軽視されている。日本は脇へ追いやられ
てしまうのではないかと懸念している」と語った。6月8日付で南方都市報が伝えた。
劉氏の発言は中国の外交政策に大きな影響を与えることで知られている。先日の
北朝鮮の核実験直後にはマスコミの取材に応じ「国連安保理で制裁強化が要求され
るだろうが北朝鮮を6カ国協議から遠ざけることになる。北朝鮮のロジックでは国連で
討議が行われれば6カ国協議の否定を意味する」とぶち上げた。
劉氏は日本、米国、中国の3国関係に触れて「社会制度やイデオロギーといった
事柄による影響はこのところ小さくなっている」と指摘。さらに「日本外交は米国から
の影響を大きく受けてきた。米国はかつて中国に対して冷戦的な政策をとってきたが
状況に変化があらわれた」とした。
その上で「米国は中国を極めて重視しており日本は軽視されている。日本は脇へ
追いやられてしまうのではないかと懸念している」と主張。そして「日本経済の構造的
変化によって中国は米国に代わり日本にとって最大の輸出先へと躍り出る。中国は
日本経済の回復に主要な原動力となる。だからこそ日本の政財界が日中関係の
発展に関心をもっているのだと思う。利益はまさに一目瞭然だ」と語った。
(編集担当:麻田雄二)
ソース : サーチナ 2009/06/08(月) 12:28
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