09/06/05 14:36:58
昨年自殺した女優のチェ・ジンシルさんが離婚した夫で元プロ野球選手のチョ・ソンミンさんから暴行を
受けた姿がメディアに公開されたことに関連し、広告モデルとしての品位を傷つけた責任を取り、チェさん
側に広告主への損害賠償を命じる司法判断が下された。
大法院(最高裁に相当)は4日までに、建設会社のS社が2004年にチェさんを相手取り、損害賠償金、
慰謝料、広告費用計30億ウォン(約2億3300万円)の支払いを求めた訴訟で、チェさんに責任はないと
した控訴審判決を破棄し、審理をソウル高裁に差し戻した。これにより、ソウル高裁は近く、チェさん
敗訴の判決を下すとみられる。
S社は04年3月、契約金2億5000万ウォン(約1900万円)を支払い、マンション分譲広告のモデルに
チェさんを起用した。当時S社はチェさん本人の責任で社会的、道徳的名誉が傷つき、S社のイメージが
低下した場合、モデル契約料の2倍に相当する損害賠償金を請求するとの条項を契約書に盛り込んだ。
S社は契約から5カ月後、チェさんが当時の夫のチョ・ソンミンさんから暴行を受け、あざができた顔の
写真やめちゃくちゃになった室内の様子がメディアに公開されたため、訴訟を起こした。
一審はモデル契約料2億5000万ウォンの返還をチェさんに求める原告一部勝訴の判決を下した。
しかし、二審のソウル高裁は「チェさんが一方的に暴行を受けたもので、自ら名誉を傷つけたものでは
ない」と指摘し、チェさんには賠償責任がないとする原告逆転敗訴の判決を言い渡していた。
大法院は「チェさんがあざができた顔写真や(チョさんと)衝突した現場の撮影を認めるなど、マンション
広告に必要なイメージを傷つけ、品位維持の契約に違反した」と指摘し、ソウル高裁の判決を破棄した。
上告審の審理中の昨年10月にチェさんが死亡したため、裁判ではチェさんの長男(8)と長女(6)が
被告人の地位を継承し、チェさんの母親が法定代理人を引き受けている。
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