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2009年6月1日、ロイター・ピクチャーズ(REUTERS PICTURES)によると、塗料に使用されて
いる化学物質によって長江の水質が汚染されており、カラチョウザメの減少や畸形の原因に
なっている可能性が高いと、米国科学アカデミー紀要に掲載された論文で指摘された。中国
大手ポータル・網易が伝えた。
論文によれば、長江で捕獲したカラチョウザメの稚魚のうち、目が1つしかない、或いは目の
ない個体が多数確認されたほか、骨格に畸形が見られる個体も多く、体内からは多量のTPT
(トリフェニルすず類)が検出された。TPTは船底塗料などに広く使用されているが、環境
ホルモンを含むことから自然界に生息するチョウザメにも影響していると見られている。
カラチョウザメは1億4000万年前の恐竜時代から生息しているとされ、「生きた化石」とも
呼ばれている。絶滅が危惧されており、中国では国家一級保護野生動物に指定されている。
(翻訳・編集/岡田)
レコードチャイナ 2009/06/03 08:25
URLリンク(www.recordchina.co.jp)
写真は長江のカラチョウザメ
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