09/06/02 16:54:16
米国雑誌「日本はなぜ中国の強大化を受け入れられないか?」
米オンラインマガジン『グローバリスト』は、「中国と日本:世界的競争」というテーマの文章を
掲載した。以下はその文章より。
現代の日本人は祖先と違い、中国人を重んじない。日本は依然として優越感に浸っており、
こうした自負により、多くの日本人は中国の科学、技術、社会組織、礼儀は日本と比べ物にならない
と考えている。
日本人が中国を軽視するのは、これらの面において日本が優位性を持っているからではないか
と見られている。面白いのは西側諸国が数十年前に日本が競争優位を勝ち取ったことを説明する
際によく使用した「劣悪な質、安価な労働力の優位性にのみ頼り、革新に欠け技術の権利を
侵害する」というフレーズを、今度は日本が中国に対して使っていることだ。
日本の民族的思考が大きな変化を遂げなければ、中国に経済開放を迫られることに不快感を
感じることになるだろう。穏和派の人がばつが悪いと感じたり、強引派の民族主義者が羞恥を感じる
こともあるだろう。
確かに日本は過去、外国人が押し付けた二度の開放にうまく順応した。一度目は米国艦隊が
1853年に東京湾に侵入した時であり、日本はこの「野蛮人」を撃退できず、日本は現代化の
重要性を認識し、驚異的な速度で封建社会から世界の強国となった。二度目の開放を迫られた
のは広島と長崎で多くの人が死傷した後であり、開放の速度は速く、範囲も広かった。
天皇がラジオを通じ驚くべき敗戦宣言をし、全人類はマッカーサーが日本の領土を踏んだことを
耳にした。日本には革新、企業家精神、管理、民主体制に富んだ創造性の新方法が訪れた。
これらが日本の急速な経済成長を作り出したのである。
日本は過去に開放を迫られて以来、大きな成功を収め前進している。
日本人は彼らの階級制度の価値観を以って過去二度の開放を解釈している。
西側の強国が統制し、自らより聡明であれば、自然とその国々に対し敬意を示すという結論だ。
比較してみると、中国に開放を迫られることについては非常に大きな違いがあることがわかる。
中国は日本が侵略したことがあり殖民地としたことのある国だが、これは日本自身の改革と
経済進歩の促進作用となるだろう。
現在の歴史上では、未だ植民地だった国による挑戦はなく、以前の支配者を脅かす例もない。
インドネシアはオランダに大きな衝撃を与えたりはせず、小さな衝撃でさえも与えていない。
ベルギーに対するザイール、スペインに対するアルゼンチンも同様である。
「役割」の入れ替えは心理上の「増幅器」となり、日本の心理的な傷は深まり、
二度にわたって米国が日本にもたらした衝撃よりもっと多くの学術上の解釈が必要となるだろう。
中国は「経済」で、日本自身の重商主義ゲームの中で日本を打ち負かすことになる。
ペリーとマッカーサーが経済手段や法制の強化で日本の改革を押し進めなかったのと同じである。
(情報提供:チャイナネット)
サーチナ 2009/06/02(火) 09:01
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