09/05/31 23:48:06
(元記事は全9ページからなっており、その7ページ目です。)
- 【わが社のお宝】日清カップヌードル“宇宙へ”の軌跡(7)安全・安心 -
中国原料の厳選チェック
産地や消費期限の偽装や不当表示など食の安全・安心をめぐる問題は後を絶たない。
昨年10月には、一部のカップヌードルから防虫剤成分「パラジクロロベンゼン」が検出された。
調査の結果、製造過程での混入ではなく、特殊な場所に保管したことによる「移り香」であることが
明らかとなった。
発覚した直後は売り上げが減少したが、気密性をより高めた容器をいち早く開発し、今年1月中には
店頭に並べ終えた。素早い対応でいまではほとんど影響はないという。
創業者の安藤百福氏は「食は聖職なり」との信念で、「食の安全」の確保を最重要課題と位置づけた。
このため、まだ食の安全への関心が今ほど高くなかった昭和36年から、すでに品質検査を実施していた。
その思いを受け継ぎ、平成14年には、消費者の視点に立った品質管理体制の強化を目的に
「食品安全研究所」を設立。さらに独自に制定した「日清食品 食品安全監査基準(NISFOS)」に基づいて、
あらゆる生産施設に対しても品質監査を実施している。
同研究所は、「国際規格ISO/IEC17025」を取得し、世界基準の分析技術能力と管理システムを保つ
ことが公式に認定された。
山田敏広所長は「分析専業機関ではなく、食品メーカーがISO/IEC17025を取得しているのは、他には
ないのではないか」と胸を張る。
また独自基準による監査では、(1)食の安全管理システム、(2)総合的有害生物対策、(3)製造規範
(4)施設のメンテナンス(5)サニテーションの5つの項目について、監査チェック表を使って客観的な評価を
行っている。
カップヌードルの原材料は、中国や東南アジア、オーストラリアなど世界中から調達している。日本の
消費者は昨年の冷凍餃子事件などの影響から、中国産食品への不安を強めているが山田所長は
「中国製原材料がなくては、商品を生産することはできない。厳密な品質管理さえ行えば、安全は十分に
確保できる」と断言する。
18年には中国・上海に「日清(上海)食品安全研究開発有限公司」を設立。日本と同様の検査体制を確立し、
合格した原材料だけを日本に出荷している。
ソース : フジサンケイビジネスアイ 2009/5/31
(0) URLリンク(www.business-i.jp)
(1) URLリンク(www.business-i.jp)
(2) URLリンク(www.business-i.jp)
(3) URLリンク(www.business-i.jp)
(4) URLリンク(www.business-i.jp)
(5) URLリンク(www.business-i.jp)
(6) URLリンク(www.business-i.jp)
(7) URLリンク(www.business-i.jp) (上記記事の部分です。)
(8) URLリンク(www.business-i.jp)
ご依頼 :
スレリンク(news4plus板:441番)