09/05/30 20:07:24
2009年5月28日、中国時報は記事「朝鮮戦争休戦協定を否定した北朝鮮、中国は再び志願兵軍
を組織するのか?」を掲載した。その要旨は以下の通り。
朝鮮半島情勢が緊迫化の一途をたどるなか、朝鮮の朝鮮人民軍板門店代表部は27日、韓国の
大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)全面参加は「朝鮮戦争休戦協定の否定である」との非難
声明を発表した。56年間続いた休戦協定が今、破綻の危機を迎えている。
1953年、休戦協定にサインした調印者は3人、すなわち金日成朝鮮人民軍最高司令官、クラーク
国際連合軍司令部総司令官、そして彭徳懐中国人民志願軍司令官であった。今、朝鮮半島で
戦端が開かれれば米軍は相互防衛条約に従い参戦することになる。問題は残る一つの調印者、
すなわち「中国人民志願軍」が参戦するか否かにある。
地政学的に見れば、中国はみすみす北朝鮮を米国の手に渡すわけにはいかない。国境を接する
北朝鮮が米国の保護下に入れば中国にとっては脅威となる。このことが朝鮮戦争に中国が
参戦した理由であり、現在も同様の意義を持っている。
もっとも現在は関係国全てが戦端を開くことを望んではいない。そのため交渉が唯一の道で
ある。もし金正日総書記、または韓国の李明博大統領が開戦を選んだとするならば、その罪
は決して許されないものとなろう。
(翻訳・編集/KT)
YAHOO!ニュース/レコードチャイナ 2009/05/30 12:15
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
写真は今年5月、北京市を訪問した金大中元大統領
URLリンク(ca.c.yimg.jp)