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(>>1の続き)
◆わが子をモデルにして描いた童心の世界
チェ・ジョンイル代表(45)も「ポロロ」シリーズの成功には欠かせない人物。「ポロロ」というキャラクーは
チェ代表が誕生させた。広告会社「金剛企画」でアニメーション・チーム長を務めていたチェ代表は、
2001年に独立し会社を設立したが、自ら手掛けた作品はすべて失敗した。
03年に社員6人とともに「これで最後」という思いで作った「ポロロ」シリーズ。チェ代表は「これまでどうして
失敗したのか考えていたとき、まだ言葉を話せない幼児も一緒に楽しめるアニメが少ない、ということに
気がついた。そこで当時、7歳と4歳だったうちの子どもたちが遊ぶ姿を見ながらシナリオを書いてみた」と話す。
「ポロロ」は3-5歳の子どもたちの視線で世の中を見ているため、特定国家や文化の特徴を超越することが
できた。これが世界市場を攻略できる最高の武器となった。チェ代表は「制作の段階で海外への販売を
念頭に置いていた。今でも世界地図を開き、まだ攻略できていない市場を開拓している」と話した。
◆新しく開かれた付加版権市場
世界的な成功を手にした今、キャラクター商品など付加版権という新たな収益源を確保した。
アイコニックスが「ポロロ」シリーズのキャラクターを使った玩具・子ども用品企業、食品会社などから受け取る
ロイヤルティー収入は年間100億ウォン(約7億5000万円)に上る。通常、出庫価格の4%を受け取ると考えると、
「ポロロ」のキャラクター商品の売上高は5000億ウォン(約380億円)ということになる。現在、韓国企業150社で
500種以上の商品が作られており、海外からの問い合わせも相次いでいる。また、フランス系のリゾート会社
「クラブメッド」は、インドネシア・バリやタイ・プーケット、シンガポール・ビンタン島などでポロロのキャラクターを
起用した子どもキャンプを開催した。
■『ポロンポロン・ポロロ』
アイコニックスとオコン、SKブロードバンド、EBSが共同投資して制作した児童対象の3DCGアニメーション。
子どもペンギン「ポロロ」とホッキョクグマ、キツネ、ビーバー、恐竜の子どもたちが一緒に暮らす村の物語。
2003年11月からEBSで放送開始。