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Asian owners stand firm over seafarers criminalisation
アジアの船主達は船乗り達への犯罪者扱いに対し断固として立ち上がる
Keith Wallis, Taiwan - 2009年5月27日水曜日
アジア船主フォーラムは、船乗り達への不公正な扱いについて意見を述べ続け、船乗り達への犯罪者扱いに対する
反対の姿勢を崩さないと主張している。
これは盛んに意見が交わされた船舶保険及び賠償団体の会議を受けての事であり、その席上でGeorge Chao議長は
犯罪者扱いへの言及をトーンダウンしようとする動きに対し強く反対した。委員の一人は犯罪者扱いを、『海難事故時に
於ける船員の法的問題』と呼び変えなければならないと提唱している。
会合の後、Chao氏はLloyd’s Listの取材に対し、変化は「私の屍を乗り越えて」為されるであろうと委員会に伝えたと語
った。彼は特に恥ずべき例として、韓国に於けるHebei Spiritの船長と一等航海士の投獄に白羽の矢を立てている。
今週火曜、台湾の台南で行われた団体の第18回年次総会で発表されたフォーラムの最終的な共同声明に於いて、
保険及び賠償委員会の問題に対する姿勢を示した標題に、船乗りの犯罪者扱いへの唯一の見解が為されている。
委員会は「不幸にも海難事故に巻き込まれた船乗りに対する取り扱いについて、心からの懸念を表明する。このような
事故に巻き込まれた船乗り達は、どのような罪を犯したかについてよりもむしろ、事故の影響についての社会的関心を納
得させるために犯罪者として扱われる事が増えている」と述べている。
「アジア船主フォーラムは、船舶保険及び賠償委員会の意向を反映した立場に立つ。また、このような事故を政治問題
化し、船員達の人権を殆ど考慮せずに、無実が証明されるまで彼らを犯罪者扱いする事によって毀損される司法制度へ
の信頼と共に、これらの振る舞いが将来の船員補充に対し障害となる事を全ての政府に訴え、再考を強く求めていく」と
声明は続けた。
フォーラムの年次総会は、韓国、日本、タイ、ヴェトナム、シンガポール、そしてインドといった国々から118名の代表者を
招いて開催された。
イベントの最後に、船員達に対する処遇についての姿勢を『崩す事はない』と、香港船主協会のArthur Bowring常務は
述べている。
海難事故関係者が犯罪者扱いされる可能性を含む、不公平な処遇に関連する様々な問題について委員会は議論して
いると、彼は述べた。
そしてBowring氏は、Prestige号のApostolos Mangouras船長、Coral Sea号のKristo Laptalo船長、そしてHebei Spiritの
Jasprit Chawla船長とSyam Chetan一等航海士に関連した、いくつかの事例が議論されていると付け加えた。
URLﾘﾝｸ(www.lloydslist.com)