09/05/28 14:30:39
理屈とは誰をも納得させるものであらねばなるまい。でなければ相手を納得も説得もさせる
ことのできない単なる屁理屈に終わるだろう。北朝鮮の核実験に対して米中露が早速非難
したが、こんな屁理屈が通用する?通用するわけがない
▼核保有グループに新たな仲間が加わることになって、加入申請した。「あいつは協調性が
ないから入れるべきでない」という場合は確かにある。しかし会員として資格を有するのに、
その会員資格までを否定し、「けしからん」と言って非難するのは屁理屈以前に論理破綻と
いうものである
▼したがって新たに会員資格を得た「金正日商事」が、「核開発協同組合」への加入却下の
決定に「理屈が通らん」と憤慨し、よしそれなら一匹狼となって業界をかき回してやろうと
思っても、組合はそれを阻止できない。屁理屈は結局屁に終わる
▼国連の安保理は緊急会合を開いて非難決議をするようだが、そんなものは屁の突っ張りに
もならないことは過去の例からも明らか。第一相手が「はいそうですか」と応じるようなタ
マでないことは誰もが承知だ。米国はともかく、中国もロシアも一応非難してみせるがその
実、元々同じ穴のむじな。内心は「よくやった」と「舎弟」の成長を喜んでいる
▼こうした虚々実々の駈け引きを見せられるのは空しいというよりうんざりだ。しかし元々
組合は論理的抑止力を持たないから新しい「非組合員」は確実に増えていく。そしてそのう
ちどの国も核を持つようになる。「みんなが持てば恐くない」と。
東海新報 2009/05/27
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