09/05/26 00:45:58 BE:1845180858-2BP(0)
【北核実験】国会決議原案「国連決議違反」も「独自制裁強化」もなし (2/3ページ)
北朝鮮の核実験問題で、与野党が26日の衆院本会議での採択を目指している北朝鮮に
抗議する国会決議の原案が25日、分かった。全党一致での決議を実現しようとする自民
党が民主党に起草を要請、民主案に自民、共産両党が修正を加えたもので、北の核実験が
国連決議違反であることを明記せず、北に対する日本独自の制裁など断固たる措置を求め
ることも盛り込まれていない。
自民党内からは「これでは北になめられる。誤ったメッセージになる」(保守系議員)と
反発が出て、民主党などに再修正を求めたが合意には至っていない。
決議原案の名称は「北朝鮮核実験に強く抗議し、核兵器廃絶への取り組み強化を求める
決議案」。25日の衆院議院運営委員会の理事会で与野党が決議を目指すことで合意し調整
に入った。参院も衆院採択後に同様の決議を行う。
複数の関係者によると、原案では、北の核実験に対し、「強く抗議」し「重大な挑戦を
断じて認めず、強く抗議する」としたが、国連決議違反であるとの指摘や、「追加制裁など
日本の断固たる措置」(自民党幹部)への言及はない。また、原案の4分の3近くは総論的
に日本や国際社会に核廃絶の取り組み強化を促す内容で、今回の北朝鮮による核実験に触れ
ない内容になっている。
4月7日に、北朝鮮の弾道ミサイル発射に抗議した国会決議が、発射を「明白な国連決議
違反」とし「わが国独自の制裁を強めるべきだ」と明記したのに比べても後退している。
この発射抗議決議には共産、社民両党が「国連決議違反」の文言を拒み、賛成していない。
自民党国対は25日夜、党内の批判を受け、民主党などに「国連決議に反して」「北朝鮮
に対する制裁を一層強める」との文言追加の再修正を提案したが調整はついていない。決議
までには曲折がありそうだ。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)