09/05/25 11:31:03
23日に韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領(写真右)が自殺したことを受けて、人民日報社は、
盧前大統領と政府機密費を私的に流用した疑いで逮捕された台湾の陳水扁前総統への
見方を尋ねるアンケートを始めた。
■陳水扁前総統に「お前も自殺しろ」の声
中国政府は陳水扁前総統を「独立派」として、2000年の政権発足前から厳しく非難。
2005年ごろから家族や本人の不正疑惑が表面化してからは、指導者としての
マイナスイメージを強調する報道が繰り返された。
一方、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は、親族が後援者から不正な
資金を受け取った疑惑で、4月末に検察の事情聴取を受けた。
人民日報社が運営するポータルサイト、人民網で行なったアンケート調査では
25日午前10時20分現在、「陳水扁は盧武鉉を見習って、自殺を選ぶべきだ」
の項目を選択した人が75.6%と、圧倒的に多い。
「盧武鉉は陳水扁を見習って、みっともなくとも生きるべきだった」は7.9%、
「それぞれが、自分の選択をしてよいだろう」は13%、「その他の意見」は3.5%。
■書き込みでは自国批判も…「人のことを笑えるのか」
一方、同アンケートが設けたコメント欄では、台湾の陳前総統を非難する書き込み以外に、
中国大陸指導層の腐敗体質を批判する声も目立つ。
「『鵬哥』は、盧前大統領・陳前総統のふたりを合計したより、ひどいことをしているが、
大手を振って歩いている」、「中国大陸には、何千万もの“陳水扁”がいる。
他人のことは笑うくせに、自分のことを話す勇気はない。腐ったメディアだ」などとする、書き込みがある。
「鵬哥」は「鵬兄貴」の意。一般的に、李鵬元首相を指す。「腐ったメディア」は、
人民日報が中国共産党系メディアであることが背景にあると思われる。
サーチナ
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