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2008年6月2日はジンロ(真露)にとってお祭りの日だった。世界3大酒類品評会の一つ「モンドセレ
クション」で「一品焼酒」が焼酒部門大賞を受賞しただけでなく果実酒部門銀賞、蒸留酒部門銅賞まで
とって三冠王を達成したからだ。ところが何か変だった。
大賞をとった焼酒部門受賞カテゴリーが「米を蒸溜したお酒、焼酎(Spirits Distilled from rice (Sochu))」
と書かれているではないか。ジンロが確認したところでは日本側が主催側とのコネを武器にして「ソチュ」
というカテゴリーを作ったというのだ。ジンロは数ヶ月間、主催側と交渉した結果、去年の秋「ソジュ
(Soju)」カテゴリーをモンドセレクションに新設した。
また去年7月には米メリアム・ウェブスター社の辞書に焼酒を「Soju」で登録することに成功した。辞書
によればソジュは「米から蒸溜された韓国のウオッカ」(Korean vodka distilled from rice)と定義されて
いる。しかし、業界では焼酒をめぐる韓日戦争は単なる序の口に過ぎないと考えている。焼酒が第2
の「日本のキムチ」にならないように「Soju」を守るためには体系的な対策が至急必要だと指摘する。
日本が焼酒を「ソチュ(Sochu)」と表記して世界市場で宗主国になりすまそうとする雰囲気があちこちで
感知されている。日本がこのようにキムチに引き続き焼酒に集中する理由はなにか。それはキムチに
劣らない焼酒の無限競争力のためだ。
◆アルコール度数対比競争力最高水準=まず焼酒は低度数と高度数の中間の度数の酒としては世
界でほとんど唯一だ。よく海外で楽しんで飲むウイスキーやコニャック、テキーラなどはアルコール度
数が40~50度前後だ。中国酒は52度、マオタイ酒は53度に達する。一方ワインは12~15度、ビー
ルは4~7度内外で、このように酒類市場は強いお酒と弱いお酒の両極端に別れている。このため、
20度内外の中央値に属する焼酒の競争力が十分だということだ。(中略)
◆日本焼酒ブランド4000余個…韓国焼酒も世界化出て=「テキーラでも世界的な酒になったが、どう
して焼酒は広く知られないのか?」2002年キム・クァンソプ、ロッテ酒類(当時斗山酒類)チーム長の頭
をかすめた問いだった。同じ蒸留酒であるテキーラが世界的な人気をあつめているのに比べて、強く
なくて飲みやすい焼酒は世界の人々にまだなじみが薄かった。近い日本では、すでに焼酒の価値を
認められていたはず。金チーム長は最大市場であるアメリカに進出するためにチーム員たちと頭を突
き合わせて悩んだ。このようにして2004年発売開始された酒がアメリカ現地人を対象にした「クソジュ
(Ku Soju)」だ。
焼酒は実は輸出でとても親孝行な製品だ。(後略=焼酎の販売量、輸出量など)
ソース:毎日経済(韓国語) 焼酒まで見下げるなんて…韓・日元祖戦争
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関連サイト:米メリアム・ウェブスター辞書
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