09/05/22 18:47:53
2009年5月18日、紅網は廖保平(リャオ・バオピン)氏の署名記事「日本を超える中国のGDP
:喜ぶのはまだ早すぎる」を掲載した。
それによると、5月17日、テレビ番組に出演した著名な経済学者、清華大学の李稲葵(リー・
ダオクイ)教授は「中国経済の低迷局面は基本的に終了し、今後は成長へと向かう。おそらく
年内にも中国のGDPは日本を超える」と発言した。
日本を超えれば、中国のGDPは世界2位。残るは米国だけだ。狭量なナショナリストはそう
喜んでいるだろうと廖氏は指摘した。しかし実際の生活はGDPではなく、一人当たりGDPで
決まるもの。2008年の統計では日本の一人当たりGDPは4万2480ドル(約409万円)、一方の
中国は3260ドル(約31万4000円)と13倍もの開きがある。廖氏は世界2位のGDPと喜ぶのは、
こうした現実を無視した数字遊びに過ぎないと批判する。大躍進の時代に「1ムーの収穫量が
50トン」と騒いだように、中国人はこうした数字遊びの名手だと皮肉った。
また同氏は、GDPで日本の上に立つのは今回が初めてではないと指摘した。日清戦争の時代、
中国のGDPは世界トップクラス。日本をはるかに上回るものであった。しかし工業力を高めて
いた日本のほうが結局は裕福な国であったと述べている。つまり一流の制度、技術、人材と
いう基礎がなければ、どれだけGDPが大きくなろうとも肥え太っているだけで、真の強さでは
ないと主張した。
(翻訳・編集/KT)
レコードチャイナ 2009/05/22 17:11
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写真は南京市で建設中のマンション
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