09/05/20 00:21:51
「Gracias a los Coreanos (韓国人ありがとうございます！)」
メキシコに進出した韓国企業がぱっと笑っている。世界各国が新型インフルエンザが発生してパニッ
ク状態に陥ったメキシコへの旅客機運航を中断し、入国メキシコ人らを隔離措置するなど冷遇するし
た一方、我が国の政府は特に救護物品を支援して韓国と韓国企業に対する友好的な雰囲気が拡散
しているからだ。
17日、KOTRAによれば韓国企業人らが取り引き相談のために会う現地人は「韓国人は紳士だ」「あ
なたの国にとても感謝する」などの言葉を初めての挨拶で交わしてきたり、道ばたでも親指を立てるな
ど韓国に対する好意を隠さない。
以前には見られなかった現象で、韓国企業だけ協力会社と指定するなど地域社会に寄与しないとい
う批判を受けて来た韓国企業が否定的イメージを払拭する絶好の機会と見られる。メキシコで韓国の
イメージがこのように上昇したのは私たちの政府が5日(現地時間)50万ドル(約6億ウォン)相当の援
助物資を提供してから。当時、メキシコ政府とメディアは地球の反対側の国から送られた小さな真心
を大々的に国民に知らせた。救援物資は新型インフルエンザを阻むためのマスクや手袋、廃棄物処
理封筒、耳体温計などだった。
韓国の救援物品支援は中国政府が上海を経て香港に入って来たメキシコ人1人が新型インフルエン
ザに感染したことが確認されると同じ飛行機で入国したメキシコ人らを無差別にホテルと病院に隔離
したことと比較される措置だったし、日本が両国間締結されたビザ免除協定を一方的に中断したこと
とも様変りを成す場面だった。特に救護物品伝達式で駐メキシコ、チョ・ファンボク大使の「今は差別
待遇をする時ではなく、力を合わせなければならない時」「メキシコは人類のための塹壕」などの演説
は阿鼻叫喚に処したメキシコ人たちを感動させるに十分だった。
これに先立ってメキシコが接した「兄弟国家」から受けた悲しみも韓国と韓国企業を引き立たせるのに
一役かった。メキシコで新型インフルエンザが発生するとペルー、キューバ、エクアドルなどは一番先
に航空機の運航を中断したし、コロンビアはメキシコサッカーチームとの試合を取り消した。アルゼン
チンのタクシー運転手は、メキシコ人の乗車を拒否して「孤立無援」になったメキシコ国民を激怒させ
た。特に世界最貧国ハイチを助けるために70トンの救援食料を積んで去ったメキシコ軍艦さえ入港を
断られた、という消息にメキシコ人たちは途方に暮れた。
パク・ドンヒョンKOTRAメキシコシティ・コリア・ビジネスセンター(KBC)総括センター長は「メキシコは過
去軍事政権の弾圧を避けて亡命したアルゼンチンの政治家、報道人、学生たちを受けいれたうえに、
学生運動をして追放されたカストロを受けていれてキューバ革命政府の産婆役をした国だったから'兄
弟国家'たちの裏切りに対する期待外れとショックがもっと大きかった。適切で物静かだった韓国の対
応で国家イメージが好転している」と伝えた。
このような雰囲気に現地進出企業は非常に鼓舞された表情だ。帽子を生産するゾイケブス、キム・チ
ョルウォン支社長は「私たちの政府の沈着な措置のおかげで取引先の人々が'韓国は紳士の国'と口
をそろえて言う」「取り引き相談に大きく役立っている」と言った。韓国タイヤのチェ・ソングメキシコ支社
長も「メキシコ国民はもちろん、官僚たちも感服するほど今後の売上げ増大と政府関係者会議など業
務活動に大きく役に立つだろう」と期待した。
KOTRA関係者は「メキシコの今回の現象は2002年韓・日ワールドカップ当時、韓国-トルコ戦で私た
ちが負けてからもトルコ国旗が私たちの観客席で開かれる姿を見て胸を打たれたトルコ人たちが韓国
を見直すようになった現象とも密接な関連がある。我が国に対する肯定的イメージがこれからメキシ
コ市場のシェアを高めて行く効果として現われるのではないか」と言った。
（後略）
ソース：韓国日報(韓国語) メキシコ "コレア, ありがとう"… 新種インフルエンザに世界が背く時救護品送って
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